2019年12月06日

円滑に葬儀を行うためには役割分担をしっかりと

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身内の不幸というものは突然に訪れます。いざというときに慌てないで済むように葬儀における役割分担を理解して、あらかじめ準備しておきましょう。喪主は式における全ての責任者で、弔問客や僧侶などへの対応を務めます。

故人と縁の深かった者が務めることが通例で、配偶者や長男・長女がなることが多いです。式の日時・場所等の決定や親戚への連絡、弔問客への挨拶なども喪主の役目です。施主は式の費用を負担するのが役割です。通常、喪主が兼任することが多く、近年ではあまり知られていません。

配偶者と子どもが喪主と施主を分担するようなときに使います。ちなみに社葬の場合は遺族が喪主を、企業が施主を務めるのが通例です。受付係は会場にて弔問客に芳名帳への記帳をしてもらったり、香典を受け取ったりするのが役目です。

弔問客から香典や供物・供花などを受け取ったら会葬礼状や返礼品等をお返しし、香典を会計係に渡すのも受付係の仕事です。遺族は弔問客への挨拶等があるため、近隣の知人か会社の関係者にお願いするのが通例です。会計係は、香典の中身を確かめて香典帳に氏名と金額を記帳するのが役目です。さらに、現金と香典袋、香典帳を喪主に渡すまで管理するのも会計係の仕事なので、トラブルを防ぐ意味でも親族1名、会社関係者1名といったように複数名で担当することが多いです。葬儀を故人の住まいで行うか、外に会場を借りて行うかによって、この他にも台所係や会場までの誘導係なども必要になります。不明な点があれば葬儀社に相談するなどして、弔問客に失礼がないように準備しましょう。